おならが増えた気がする
おならが出ること自体は問題ない
おならが出ると腸内環境が悪いのではないか、こんな疑問を抱く人もいる。
おならとは、大腸内で発生したガスが肛門から排出されることで起こる。
成分は窒素や二酸化炭素などで、おならの臭いは食べた食品によって変わってくる。
健康体であれば、おならの回数は1日あたり5回程度が平均と言われている。
おならができる事自体は特に問題ないが、回数が過剰に増えたり臭いが強くなる場合には腸内環境が悪くなっていることが多いと言える。
おならの回数が増えてしまう原因
おならの回数は、1日に5回程度が平均とされている。
しかし場合によっては回数が増えることもあり、いろんな原因が考えられる。
早食いをした時におならの回数が増えることが考えられる。
おならの7割は飲み込んだ空気なので、早食いによって空気を多く取り入れた場合に回数が増えることがある。
またガムや雨を多く食べた時にも、同じく空気を多く口内に入れるので回数が増える。
これらが原因であればゆっくり食べる、飴やガムを食べるのを少し控えれば症状も改善されてくる。
腸内環境が崩れるとおならの回数が増加することがあるので、この場合には注意が必要だ。
おならの臭いが強くなる原因とは
臭くないおならは健康への影響がないので、不安を抱く心配はいらない。
しかし臭いが強い場合には、注意が必要になる。
肉を多く食べる生活を長く行っていると、臭いが強くなってしまう。
肉や卵など動物性の食品は過剰に摂取すると、悪玉菌を増やしてしまう。
それによって、臭いのあるガスを発生させてしまうようになるのである。
また脂質の多い食品を沢山食べると消化に時間がかかり、胃腸に負担をかける。
同時に腸内でバクテリアの発酵が頻繁に起きてしまい、臭いが強くなってしまう。
おならの臭いや回数を改善する方法
過剰におならが出てしまう、また臭いが強くなってしまう状況を改善するための方法としていくつか考えられる。
まずは、腸内環境を良くしていくために食物繊維をしっかりと摂取することが大事だ。
食物繊維を多く摂取することで、善玉菌の働きを活発にすることができる。
便秘や軟便などの症状も改善し、腸内環境が良くなる。
また善玉菌の働きをよくするために、発酵食品を積極的に食べることも有効な方法だ。
キムチやヨーグルトといった発酵食品には善玉菌のエサとなる乳酸菌が豊富に含まれている。
食事と合わせて実行したいのが、ストレスを解消するための運動や息抜きだ。
ストレスが溜まってしまうと自律神経の働きが乱れ、大腸の働きも低下してしまう。
便秘が起こるなどしておならの臭いも強くなり、回数が増えることもある。
定期的に体を動かす、趣味を見つけて楽しい生活を送ることがストレス解消に役立つ。