地方の国立大学へ進学した身内のリッチな暮らし

「地方移住」繋がりで、身内のAが地方の某国立大学へ進学することが決まったときの話を。田舎暮らしの良さを綴っている私が言うのもなんだが、最初にその便りを聞いたときの感想は「なぜ?」だった。大学なんて都市部のほうが選び放題なんじゃないか?なぜわざわざ地方へ?と。しかし彼は、「学びたい分野がたまたま地方の大学にあったから」という至極シンプルな理由で大学を選んだようだった。
学生のうちから自活できるようになる
Aは純粋に学びたい気持ちを優先して大学を選んだようだったが、私個人の意見としては若いうちから地方暮らし体験もいい経験なのかも?と思った。地方じゃなくても、学生のうちから自分の馴染みのない土地で一人暮らしして自活するのは大きな経験になると思う。地方だと交通事情が都会と全く異なるし、必要になってくる出費の費目も変わってくるだろう。金銭感覚を養うという意味でも有意義ではないだろうか。
しかし、一人暮らしにかかる初期費にまとまったお金が必要
移住に限らず、未知の土地への引っ越し・居住には何かとお金がかかるもの。ましてやAは学生で、自分で出せるお金は限られている。私も初めて一人暮らしをしたときは「こんなにお金がかかるもんなのか…」と愕然とした思い出がある。敷金や礼金は言うに及ばず、引越し代や家財道具の新調代、不動産屋へ支払う仲介手数料、保険料などなど、世間知らずの学生だった私にとって「こんなところにまでお金がかかるのか!」と衝撃だった。しかし、これで金銭感覚が少しずつ育っていくと考えれば良い経験だったと思う。両親にはかなりお金の心配をかけたが。
あれ?今時の学生の住まい、おしゃれすぎない?
最終的に、Aは学生マンションへの入居を決めたようだった。その案内パンフレットを何気なく見たのだが、「最近の大学生の住まい、おしゃれすぎない…!?」とおののいたもの。家具・家電、食事付き、部屋も小綺麗で清潔感がある…。大学からも近くて通学しやすい、と満足げに語ってくれた。ある程度の優先順位をつけたうえで、学生マンションという選択肢を据えるのもいいかもしれない。