日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めを塗るタイミング
日差しが強いのは真夏の時期だが、かといって紫外線は真夏だけ地面に向かって降り注いでいるわけではない。
実際には年間を通して降り注いでいるので、日焼け止めは1年中使う必要がある。
冬場であっても紫外線による影響はあるし、太陽が見えない雨の日であっても同様だ。
室内にいると紫外線による影響がないと思われがちだが、実際には窓を通して紫外線は室内に入り込んでくる。
室内に終日いる場合であっても、日焼け止めは必要だといえる。
朝起きてスキンケアをする際に、日焼け止めを顔や首などに適量塗布しておくことが基本と言える。
夏になると腕などを露出するようになるが、日焼け止めは露出させる部分には必ず塗っておくようにしたい。
日々ファッションが変わるが、その際にどの部分を露出させてしまうのかを確認し、露出させた部分も忘れずに日焼け止めを塗るように意識付けをすることが大切だ。
どの程度の頻度で使用すべきか
日焼け止めはいろんなメーカーから販売されており、それぞれSPFなどの数値が異なっている。
数値が高い商品ほどあまり何度も塗る必要がないと思われがちだが、実際にはどんな商品であっても、こまめに塗り直すことが大切だ。
基本的には2~3時間おきに塗ることが基本と言える。
また汗を多くかいて日焼け止めが取れてしまった場合には、早めに塗り直しをする必要がある。
日焼け止めの量に関してだが、あまり多くの量をつけても効果は変わらない。
べたついて不快感が残ることがあるので、商品による指示に従って適量を肌に塗布することが基本と言える。
正しい日焼け止めの塗り方
日焼け止めを塗るときには、直接ボトルから出して肌にかけることは避けなければならない。
均一に塗っていくことが大切なので、まずは適量を手のひらに出すことを覚えておきたい。
手のひらに出して広げ、肌に塗布して優しく広げていくことが基本と言える。
肌は刺激によってかぶれなどを引き起こしてしまうので、優しく日焼け止めを塗るようにしなければならない。
パッティングのように叩きながら日焼け止めを肌につけることは厳禁だ。
適切な商品選びも大切
日焼け止めは今ではいろんな商品が販売されており、ドラッグストアに行くとどれを選んだらいいのか迷ってしまいがちだ。
ただ商品によっては強く刺激を感じてしまうものもあるので、正しい目を持って商品選びをするようにしなければならない。
日焼け止めには紫外線をカットする成分が含まれているが、大別すると「紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」の2種類に分かれる。
紫外線吸収剤は化学的な成分で、肌に対して負担が大きいとされている。
これに対して紫外線散乱剤は、金属など物理的な方法で紫外線をカットするというものだ。
肌に対して優しいのは紫外線散乱剤の方なので、この成分が含まれている商品を選ぶことが大切だ。