部下とのコミュニケーションで気をつけていること

部下とのコミュニケーションで気をつけていること

闘志を燃やす部下でいて欲しい

私は現在自然食品会社でマネージャーをしている。そのなかには女性はもちろん、男性の部下もいる。
もし私のことを「たまたま運良く昇進した」「自分がそのポジションになるべきだった」と思っている人がいるなら、実力で上がってきて欲しい。

一人ひとりの巻え方や行動は異なる

私が部下とコミュニケーションを取るとき、常に頭の隅に置いているのは、一人ひとりの考え方や行動は異なるということ。
女性だから・男性だからと偏った考えをすると正確な判断ができなくなってしまう。そのため「個」の意見を大事にしている。

何か一つの物事を決める際「なぜその意見を提示したのか」「○○さんの意見に反対な理由を教えて欲しい」と、相手の意見を引き出すようにしている。
ビジネスにおいて多数決で決めるというのは望ましくない。いくら多数決であったとしても、自分の意見はなくただ賛同しているケースもあるからだ。
複数人の意見を聞けると、当初は想像できなかった案が形になってくるので、その瞬間がとてつもなく楽しい。

ストレートな表現は避ける

直接的な表現はできるだけ避けるようにしているのは、私だけではないはずだ。
「○○の案件、あまり仕上がりが良くなかった」と言われたら、誰だって嫌な気持ちになるもの。私でも上司に言われたらムッとするに違いない。
「○○を▲▲にしたらもっと良い出来」だと、否定的な意見ではなく強化するべき点を伝えると、相手も「こうすれば良かったのか」と把握できる。

とはいえ、何でも答えを教えてはその人の成長に繋がらない。私が言うのはあくまでヒントであって、最終的な答えは自身で見つけてもらう。
人の手を借りずに自分で達成できると、自信と成長に繋がる。私はあくまでそれをサポートするポジションだ。

意見が少々ズレていたとしてもすぐに否定するのではなく、相手の意見を聞いたうえで自分の考えを伝えるように努めている。

自信を持って決断をする

私はマネージャーというポジションから、部下に指示を出すことや決断を迫られる点が多々ある。
そのときに「~だと思う」と言葉を濁らせてしまっては部下は動きにくいだろう。まして「この人についていって大丈夫だろうか」と不安に感じるかもしれない。

そのような不安を感じさせる上司は上司の器ではない。
そのため、何かしら指示をするときや質問された場合は、ベストである回答を提示している。

それも100%正解というわけではない。時に部下から「この考えは違うと思う」とはっきり言われることがあるからだ。
部下には「何か意見があればどんどん話して欲しい」と伝えている。そのおかげで以前よりも意見を挙げる部下が増えてきた。
部下と良い関係を築くためには、相手の関係を上下ではからず、仲間として意識することが重要だ。

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