オーガニックな食事について
オーガニックの特徴
「オーガニック食品は、生産地域や生産者の名前が分かるため、安心して食べられる」という人も多いのではないだろうか。
加熱せずに野菜サラダとして、モリモリ食べられるのが大きな魅力である。
オーガニック食品の原料となる野菜や穀物は、有機栽培でつくられている。
化学処理された農薬や肥料は使っておらず、蓄糞や米ぬか油粕といった農法を行っているのが大きな特徴だ。
日本では、「有機JAS認定」を受けている商品だけが「オーガニック」「有機」と表示ができる。
その認定を受けるためには、遺伝子組み換えでないもの、使用禁止食材を最低3年以上使っていない場所(圃場)であることなど、厳しい規定をクリアしなければならない。
オーガニック加工食品は、農林水産省が使って良い添加物を決めているので、添加物や残留農薬が気になる人には最適な食材といえる。
オーガニック野菜を取り入れた調理法
オーガニックと一口にいっても、野菜や果物、肉をはじめ、お米や塩・しょう油といった調味料、お菓子やジュース、お茶など種類は豊富。
野菜の栄養を丸ごと取る方法としておすすめなのがスムージーだ。オレンジ・トマト・パプリカを氷と一緒にミキサーで混ぜるだけで簡単にできる。
オレンジの甘酸っぱさと、トマトとパプリカの酸味とほのかな甘みが楽しめる一杯だ。
外国産のオレンジやレモンの皮をそのまま使うのは抵抗がある人でも、オーガニックであれば皮ごと一緒に使えるのも嬉しいところ。
オーガニック野菜をメニューの一品として加えるなら、グリルで皮をつけたまま焼く方法をぜひ試して欲しい。
にんじんや玉ねぎ、大根などの野菜を200度の高温で焼くことで、生よりも甘さがグンと引き立つ。
オリーブオイルにつけて食べるのも良いが、シンプルな塩コショウがベストな食べ方だ。
オーガニック食品を日々利用している人の中には、自宅で家庭菜園をしている人も。
きゅうりやトマト、大葉といった野菜や、バジルやミントなどのハーブを庭先で栽培することで、普段の食卓を華やかに彩ることができる。
オーガニックを楽しむために考えるべきこと
オーガニックは頻繁に購入できる価格ではないため、常日頃から新鮮な食材を選ぶことが重要だ。
塩やしょう油、味噌といった調味料はオーガニックでそろえ、有機野菜は時々購入するといったルールを設けると、日々楽しみながら料理ができる。
餃子の皮やケーキを一から作り、料理のレパートリーを増やしている人もいるため「無いから作らない」のではなく「自分で作る」と、日々の食事をより一層楽しめるだろう。