オーガニックワインを楽しむ
公的認証を取得したオーガニックワイン
ワインは世界中で飲まれているお酒だが、いろんな産地で生産されている。
ただ中には保存料が多く含まれているタイプもあり、健康を意識した場合にはより安全なワインを選択する必要がある。
中でもオーガニックワインは、体に優しいというイメージがある。
実際にオーガニックワインは、化学合成肥料や添加物などの使用が厳しく制限されている。
また公的な認証を獲得しており、信頼して購入することができる。
オーガニックで作られるブドウだが、栽培時に化学肥料を使用せず、堆肥など自然由来の肥料を使う。
また農薬を使用しておらず、遺伝子操作も行っていない。
この他にも、いろんな制限が設けられている。
丁寧な醸造によって製造されている
オーガニックワインは、昔ながらの製法で作られている点が大きな特徴と言える。
もともとワインはブドウの中に含まれている糖分が酵母によって分解され、アルコールへと変化する。
ただこのやり方だと時間を要してしまい、大量生産をすることができない。
そのため現在のワインの中には、醸造時間を短縮して製造されているタイプがある。
また温度管理などは機械などの力を極力頼らず、ブドウが持つ力を生かすような方法が採用されている。
そのため醸造には手間がかかり、美味しいワインを造るための豊富な知識やノウハウが必要になる。
また大量生産に向いていないため、どうしても高額になってしまう。
オーガニックワインにも保存料は使用されている
オーガニックワインには保存料が使用されていない、そんなイメージを持つ人も多い。
ただ実際にはオーガニックワインであっても、保存料は使用されている。
ただ使用量は一般的なタイプに比べて三分の一以下となっている。
保存料を使用しないと、温度管理を徹底していても、炭酸ガスが発生して便が破損してしまう恐れがある。
そのため、ごく少量の保存料が必要となる。
一般的なワインには、オーガニックワイン以上に保存料が含まれている。
これは品質の劣化を防ぐ以外に、風味や味わいの不足を補うためだ。
ワイン本来の味を楽しみたいのであれば、保存料に頼っていないオーガニックワインが適している。
ビオワインなどとの違い
オーガニックワインという表記がされているワインもあるが、この他に「自然派」「ビオ」といった表記がされている商品を見かけることがある。
自然派ワインもビオワインも、法的な規制がない。
これに対してオーガニックワインの場合には、認証を受けていないにも関わらずオーガニックの表記をすると罰せられてしまう。
自然派ワインもビオワインも、定義があいまいでわかりにくい。
これらの表記がされていても、農薬を多く使用しているものもある。
安全性を重視して選択したいのであれば、オーガニックワインを選ぶことが望ましい。