オーガニックコスメの選び方
化粧品に使われている成分をチェックする
合成界面活性剤・合成防腐剤・鉱物油や合成の油性成分などは、特に気をつけたい。
合成界面活性剤は、洗顔料やクリームなどに使われる成分だ。皮膚のバリアを破壊するといわれ、化粧品の中でよく使われている。
成分表には「合成界面活性剤」と分かりやすく書かれているわけでない。ラウリル~・ステアリン酸~・PEG~から始まる成分は避けるべきだ。
ほとんどの化粧品に使われている合成防腐剤は注意が必要である。微量でもホルモンバランスを崩す恐れがあるからだ。
代表的なものはパラベンやフェノキシエタノール。パラペンが入っている化粧品を使いアレルギーを起こす人もいる。
洗浄用ケア用品やクリームはほぼ油が使われている。この油の多くは石油であり、ミネラルオイル・鉱物油・パラフィンと表記されている。
石油から作られた油性成分は皮膚の呼吸を妨げるため、肌トラブルが起きかねない。しかし、油といえども植物オイルは、油分を与える役目を果たし肌を守ってくれるので、混同しないように。
商品を扱っているショップをチェックし、実際に試してみる
オーガニック化粧品会社の公式サイトを閲覧したり、商品説明やレビューを確認するのがベスト。
公式サイトでは原材料をはじめ、その商品のコンセプトや会社のこだわりが把握できる。サンプルの取り寄せが可能であれば、一度使用感を試してみるのもGOOD。
内容成分をチェックした後は、実際につけてみることも重要だ。
「コスメキッチン」「ビューティーライブラリー」と検索すると、国産や外国のオーガニック化粧品を取り揃えている店舗がヒットするため、そこに足を運んでみて欲しい。
アレルギーが心配な人は、専用ショップで店員から話を聞き、パッチテストを依頼すると◎。自分の肌に適した商品がグッと見つけやすくなる。
認定を受けているオーガニックコスメを使用する
日本ではオーガニックの定義があいまいのため、コスメの中にはケミカルが含まれているケースも。
定義があいまいなぶん不安に感じる人は、オーガニック認定を受けている世界のコスメを使用してみてはいかがだろうか。
フランスのECOCERT(エコサート)は、オーガニック認証団体の世界基準といわれている機関だ。
農学者団体によって1991年に設立され、日本でもこの認証を受けるコスメもあるほど。厳しく検査されているぶん高い評判と信頼を得ているマークである。
フランスのエコロジカル・オーガニック化粧品の協会が、エコサート基準を満たした製品だけに与えているのがCOSMEBIO(コスメビオ)。
COSMEBIOの定義は商品の原料の10%がオーガニック・加工後の完成品に含まれる原料が95%以上自然原料など、さまざまな定義を満たさなければならない。
ECOCERT、COSMEBIOの他にも、オーガニックコスメ認証団体はたくさんあるので、興味がある人は調べてみて欲しい。