オーガニック製品のバイヤーとして大切にしていること
気になったオーガニック商品やコスメは試してみる
お客様に商品の良さや使用感を伝えるためには、自分自身がその商品を利用し試すことが大切だ。
お客様から尋ねられたとき言葉に詰まってしまっては、バイヤーとしての資格はない。
商品に込めた生産者の想いやコンセプトは一つひとつ異なるぶん、私たちは愛情を持って商品をお客様の手に届ける必要がある。
オーガニックコスメを選ぶ場合、決め手となるポイントは信頼できる認証マークが付いているかどうか。
手に取って感触を確かめ、香りもチェック。目や鼻で確認するのはもちろん、肌の感触も重要なポイントだ。
もし肌が荒れたときに備え、ケアや予防をしてくれるスキンケアアイテムも常備している。
また、エイジングケアなどのアイテムを利用することで、各年齢層が求めるものを自身の体験を持ってお客様に勧められる。
お客様のライフスタイルに合わせたものを提供する
私が好きな商品やオーガニックコスメがお客様に合うかは限らない。「これが良い」と無理強いするのは自分勝手な接客だ。
私がお客様の立場からするとお店どころか、オーガニックそのものに抵抗を覚える可能性だってある。
オーガニック食品やコスメを求め訪れる人は、自分に合っているものを探しに来ているため、私たちはその要望に応えなければならない。あくまで私たちバイヤーは「お客様のサポートをする」立場なのだから。
私が働くお店では、食生活や美容、健康の悩みをサポートする商品をそろえているため、お客様の悩みを伺うのがまず先決だ。
その悩みを詳しく伺ったあと、その商品をきちんと使い切れるか・ライフスタイルに合ったコスメなのかを確認している。
まとめ買いをして賞味期限や使用期限が過ぎる経験をされた人には、そのようなことを繰り返さないよう、ライフスタイルに合わせた購入方法も一緒に伝えている。
お客様の中には口コミを参考に訪れる人もいるが、それは一個人の感想であって、お客様に合うとは限らない。
人の意見で決めるのではなく、自分がときめいた商品かどうかを大切に商品を選んでもらいたい。
食品を見て「これ美味しそう」と感じたり、自分の好きな香りがするコスメに惹かれるのは誰にだって経験があること。
自分の合う商品が分からないという人もいるかもしれないが、自分の直感を大事に選んで欲しい。
無理に強要をせず、お客様の欲しい商品に出会えるよう細かなサポートをすること、それが私たちバイヤーの仕事だ。