移住前に確認したいことと移住してからの生活設計
交通機関の確認
移住先を決める場合、確認しておきたい点の一つに挙げられるのが交通機関の状況だ。
移住先によっては駅が近くに無く、電車やバスの本数が1時間に1本と少ないことも珍しくない。場合によっては駅や停留所自体が無い可能性もある。
移住先での働く場所を見つけるにしても、そこに通う交通機関を明確にしておかなければ、通勤で苦労するケースも考えられる。
移動手段が車になることも多いため、もし電車やバスをさほど利用しないのであれば、自家用車の購入費や維持費も考慮すべきだ。
必要な手続きをリストアップ
移住する際、どのような手続きが必要になるかあらかじめ確認しておこう。
やるべき手続きをリストアップし、スムーズに終えられるよう余裕を持って行うのが重要だ。移住先での手続きはもちろん、現在住んでいるところの手続きは移住前にすべて終えておくのがマスト。
移住後、以前住んでいた場所の手続きで漏れがあると手間がかかる。すぐに終えられるよう十分に気を付けるべきだ。
閉鎖的な人間関係の地域もある
初めての土地に移住する場合、移住先の地域性も必ず調べておきたいところ。
閉鎖的な人間関係を築く地域では、移住者をよそ者扱いとして警戒する場合も考えられる。
自然に囲まれて過ごす、という理想が先走らないよう、そのエリアに関する情報を細かく調べるのがベストだ。
「調べてはみたものの、移住先の情報が仕入れられない」という人は、本格的に移住する前に移住者向けの専用住宅を利用する手もあり。
移住希望者向けに、菜園付きの住宅や空き家を利用した体験住宅を提供するエリアもあるため、希望する移住地の自治体情報は確実にチェックすべきだ。
移住先の季節状況
移住先によっては、大雪や台風が多い地域もある。移住体験で特に問題が無かったとしても、その時期だけが過ごしやすかっただけ、という可能性も。
夏に移住体験をし予想より暑くなかった場合でも、春は花粉が飛びやすい地域で冬は雪が多く降るところかもしれない。
雪が多く降る地域は、雪かきの必要性や暖房器具の利用等も考える必要がある。それぞれ過ごしやすい・過ごしにくい時期があることを踏まえたうえで、移住先を選ぶべきだ。
理想的な生活が送れる環境であるか
子どもが伸び伸び育つ環境を望んだとしても、自宅となる場所に学校が近くに無ければ通うのが難しくなる。
また、自然に囲まれた場所でセカンドライフを送るにしても、お店や病院が周りに無いと買い物や病院へすぐに向かえない。
理想を重視するのも大切だが、生活をしていくうえで必要な施設が周りにあるかを十分に確認すべきだ。