沖縄の田舎に移住するメリットとは
冬が快適に過ごせる
沖縄移住のメリットの一つは冬が快適に過ごせること。一番寒い時期である1月でも、平均気温は約19度だ。
雪が降る地域に住んでいる人からすると冬であっても暖かいと感じるだろう。
雪が降らないため、雪かきの必要もなく、朝震えながらストーブを付けることもない。寒さに弱い人にとっては快適な気候だ。
マイナスの環境下だと外に出るのは大変だが、沖縄は10度以下を下回ることはほぼないため、ダウンジャケットや暖かい格好をすれば外に出れる。
タイヤが雪や氷で滑らないよう、スタッドレスタイヤを装着する必要はない。余計な出費がかさまずに済むのも大きな魅力だ。
ただし、沖縄の冬は風が強い。気温が15度以下になることが少ないが、体感気温が低く感じることがあるため、気温だけをうのみにしないほうが良い。
花粉症になりにくい
花粉症に悩まされている人からすると、移住する最大のメリットといえる。花粉に影響を受けないぶん、冬だけ沖縄に移住をしている人もいるそうだ。
沖縄にもスギやヒノキが植えられているが、県の森林面積の約0.3%ほどしかない。
また、細く高く育つスギの木は台風に弱く、休眠打破になりにくいといわれている。この休眠打破というのは、気温が低くなると休眠し、気温が上がってくると眠りから覚めるというもの。
この休眠打破はスギが花粉を飛ばすために必要なサイクルだが、沖縄は一年中暖かい地域のため休眠打破が起こりにくいのだ。
ただし、沖縄にはリュウキュウマツやブタクサ、サトウキビなどが多く存在している。
リュウキュウマツのピークは2~3月だが、マツ科の花粉は抗原性が低いといわれているため、症状が悪化することは少ないとのこと。
人によってはサトウキビ花粉で症状が出る場合があるため、移住先の環境も注意しておきたい。
買い物やレジャーに不便をしない
沖縄県外に住んでいる人の中には、沖縄=田舎というイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、場所によっては県外よりも都会といえる。
サンエーやイオングループのショッピングモールや、子どもを連れて遊べる公園や大きな病院、水族館など、買い物場所や遊べるところは豊富だ。
車をほんの少し走らせたら、買い物できるエリアが複数ヶ所あるため、さほど不便を感じないだろう。
地域によっては飲食店や居酒屋が沢山連なっているので、食べることが好きな人にとっては魅力的といえる。
沖縄の新鮮な野菜や果物を買うなら、スーパーではなくファーマーズを利用するのがベストだ。
ゴーヤーやオクラをはじめ、マンゴーやドラゴンフルーツ、島バナナといった商品がところ狭しと並んでいる。
県外では高級な果物でも、地元だと手が届く値段で販売されているので、移住をする際はぜひ利用してみて欲しい。