オーガニックとSDGs

持続可能な開発目標を意味するSDGs

SDGsという言葉がニュースなどで聞かれることがあるが、具体的にどんな意味を持っているのかわかりづらく感じる。
この言葉はSustainable Development Goalsという単語の頭文字を取って、短くしたものである。
持続可能な開発目標という意味で、SDGsも同じ意味を持っている。

この言葉は2015年に国連で開かれたサミットの中で、世界中のリーダーが決めたものである。
「貧困をなくそう「ジェンダー平等を実現しよう」といった、17の目標を掲げている。
また、この目標を具体化した169のターゲットを掲げている。

日本では、SDGsを達成するための取り組みがいろんな場面で行われている。
例えばSDGsの達成と関連した取り組みを積極的に行っている団体や企業に対して、ジャパンSDGsアワードを授与している。

オーガニックと聞くと、安全性が高く体に優しいというイメージを持つ人も多い。
ただ実際には、オーガニックは商品のことを指しているのではない。
オーガニックとは、どのような経過を経て作られているかを指している。

オーガニックは人体や環境へ悪影響を与えると言われている農薬を一切使わない製法のことである。
製品を販売する場合に、パッケージ上にオーガニックという単語を勝手に記載することはできない。
オーガニックを名乗るためには、「有機JAS認証」や「OCC認証」などを受ける必要がある。

SDGsとオーガニック食品はいずれも、生活や環境をよりよい状態にするために役立つという点で関連性が高いと言える。
オーガニック認定を受けるためには、複数の条件をクリアしなければならない。

農薬を使用せず野菜や果物を栽培することは、SDGsで掲げている目標の達成につながる。
有機栽培で野菜などを栽培すれば、土地を豊かにしていくことができる。
人や環境に優しい暮らしを実現していくために、オーガニックは役立つと言える。

農薬を使用することで、害虫から野菜や果物を守ることが容易になる。
しかし農薬は人体にとって不要なものであり、健康を損ねてしまうと言われている。
健康を守るためには、オーガニック認証を受けた安心安全な食品を選択する方がいいと言える。

オーガニック食品を選択すれば、添加物の摂取を気にする必要がなくなる。
また遺伝子組み換え技術を使用しておらず、残留農薬の不安もない。

アレルギーやアトピーなどの症状を持っている人にとっては、特にオーガニック食品は安心だと言える。
またオーガニックの野菜や果物を栽培する際に農薬を使わないため、農家の健康を守ることができる。